こんにちは。山形市の宝石店アトリエジェムカフェのオーダーメイドが大好きなジュエリーコンシェルジュ、佐藤宏太です。いつもご愛読頂きありがとうございます。
先日、あるお客様が、結婚指輪が取れなくなってしまったとの事でご来店頂きました。お客様の指は、すでに赤を通り越して紫に近い色。これは一大事です。なるべく指輪を切らないで外したいので、最初はハンドマッサージ。これでむくみを取ると、意外と取れる場合もあるのですが・・・。一向に外れそうにありません。最後は、リングカッターの出番です。
【リング切断の様子】
結婚指輪には刻印を入れる方が多いと思います。(K to Nなど)思い入れがある刻印を傷つけることがないように、慎重に場所を定めて切ります。指輪は基本的に、サイズ直し用のスペースがあるのでそこを切断するのですが、表からはどこに刻印が入っているのかわからないので緊張します。5分ほどの作業で、無事に切断完了。私たちも一安心!刻印も無事でした。よかったよかった(*^^*)切断した指輪はやはり今の指にはだいぶ小さかったようで、変形しておりました。
元々のリングサイズと、現在のリングサイズを計測し、今後どのような形でお着けになるかを教えて頂いてから、実際に修理させて頂きます。
リングの切断に関しては、消防署や、一部の病院でも行っている所があるようです。指輪がきつく、指がうっ血し健康を損なう恐れがある場合など、一刻も争うような事態の際は、そういった場所を頼るのが良いかと思いますが、切断したリングは、修復できない可能性もあります。当店では切断から修理までワンストップで行っておりますので、お困りの際はぜひご相談くださいませ。
最後に、指輪を付ける際は、指の状態の確認も一緒に行いましょう!
・指の状態はどうか。
・着けていて、苦しくないか。
無理をしてきつい指輪を付けていると、指の健康を損なうだけでなく、最悪の場合切断せざるを得ない場合がございます。
思い入れのある指輪を切りたいと思う方は、いらっしゃらないと思います。無理せず、サイズ直しや、リフォームを行って、健やかにジュエリーを楽しんで頂ければ幸いです!一概に修理といっても、お客様のご要望によってご対応できることも複数ありますので、まずはご相談くださいませ。
ジュエリーのオーダーメイドやリフォームについて、いつでもご相談下さい!ジュエリーコーディネーターがご対応させて頂きます。それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
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